死が問題になると心に目が向く

人間いよいよ死んでゆかなければならないとねると、自分の行く先が問題になる。その時、私たちは今まで見ることはなかった自分の心に目を向ける。

心では日々どんなことを思っているのか。

それは自分のことしか考えない欲。腹が立ったら他人のせいにして責めている怒り。そして、決して他人には言えないような醜い愚痴。

自分の心に目を向ければ向けるほど、ろくな種まきをしていないことが知らされ、こんな心で自分の後生はどうなるのだろうかと恐れおののく。

死後が問題にならないのは、自分の心に目が向かないからであり、自分の心に目が向いたならば、その心の悪から、後生が問題になる。

これが仏教で教えられる後生の一大事なのである。

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