欲に流れる

欲に流れることが楽しいのは、いつまでも終わりが来ないと思っているから。どんなに楽しいことでも終わりが来るということが分かってしまったら、どんなに楽しい時間も楽しくなくなる。欲とはダラダラ楽しむこと。そうやって欲に流れると時間は瞬く間に過ぎてゆく。そして、嫌な現実と向き合わなければならない。欲に流れると現実と向き合うことが苦しくなる。欲が楽しければ楽しいほど、現実の問題と向き合わなければならないことが嫌で先送りにしたくなる。でも、どんなに現実を先送りにしたとしても、向き合わなければならない時がやってくる。それは現実を先送りにしてきた分だけ、苦しく嫌なものになる。本当は先送りにすることなく、ちゃんと向き合えばいいのに。それでも欲に流れている人はそのことが分からず、どこどこまでも欲に流れてしまうのですね。

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