恨みとは

こんにちは上田です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
恨みとは自分の気持ちを相手に伝えたいと思っているのに、言っても、どうせ否定されるだけだと思って、心で思っていることを伝えることが出来ない時に、本当は自分が伝える自信がないから伝えることが出来ないだけなのに、それを相手が自分の気持ちを察してくれないのが悪いのだと思って、起こす感情です。
だから、恨みとは、相手に何かを伝えたくて起こすのです。そして、相手が自分の恨みに気付いて、謝ってくれることを期待しているのです。
何故なら謝ってくれたならば、相手から否定されることなく自分の気持ちを伝えることが出来るからです。
つまり、恨みとは、ただ自分の気持ちを相手に否定されることなく、相手に伝えたいから起こすのです。
だから、日頃から自分の気持ちを相手に伝えることが出来ている人には恨みはありません。
また、反対に日頃から相手の顔色を窺って、自分の気持ちが言えず、我慢してしまう人ほど、恨みの心が強くなるのです。だから、恨みを無くしたいと思ったら、自分の言ったことで相手が迷惑だと思っても、否定してきても、また、相手が傷つくことがあったとしても、自分の気持ちを伝えてゆく努力が大切なのです。
では、どうしてこのような恨みを起こす人は、自分の気持ちを伝えることが出来なくなってしまったのでしょうか?
それは、親やまわりの人に自分の気持ちを伝えても、分かってもらえず、頭ごなしに否定され続けたからです。もちろん、分かってもらおうとして、何度も反発したこともあったのですが、親の圧倒的な力の前でその思いもねじ伏せられ、力がなければ何も出来ない無力な自分だけが見せつけられるのです。
だから、このような人は力を手に入れなければ、自分の思いを通すことは出来ないと思うようになり、力を求め、また、権力者やお金持ちに対して妬みを起こすようになります。
では、この人がお金や権力などの力を手に入れたらどうなるかと言うと、何でも自分の思い通りになると思って、まわりの人に命令して動かし横柄に振る舞うようになり、反対に思い通りにならない相手には徹底的に力を見せつけて言うことを聞かせようとしたり、それでも思い通りにならない相手は人間関係を断ち切ろうとするのです。これが恨みです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました