怠けているように見える時間もその人にとって大事な休息の時間

こんにちは上田です。
ある人から、これは心に残りましたと紹介された言葉を
紹介します。
これは、「育てたように子は育つ」という本の中の言葉です。
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怠けているように見える時間は、大抵は心のエネルギーの充足の
ために必要な休息の時間なのだ。
どんなに長く続く休息に見えたって、本当に必要な時間なのだ。
そのことは、本当に十分の休息を与えたあとになってみるとよく分
かる。分からないのは、不十分なうちにせき立てて次の活動に追い
込むからである。
本当に必要な休息や回り道の時間なのに、誰かが怠けているなどと
いうものだから、やがてその子は自分のことを、本当に怠け者で
存在価値が小さな人間だと思い込んでしまう。初めから自分の
価値が小さいなどと思って生まれてくる子供は決していないのに。
悲しみや苦しみを乗り越えて生き抜く力を子どもに与えることは、
自分の価値が大きいものであることを常日ごろ教えておいてやる
ことである。自分の価値を信じる力、深い静かな自信を育てて
おいてやれば、苦しみや悲しみは喜びや気楽さよりも、真の人格を
育てるために大きな潜在力になるであろう。
だがしかし、自分を信じられるような愛情に恵まれないいまま、
悲しみや苦しみを与えられたら、子供は自分の人格を破壊して
しまう。生きる力さえ失ってしまうこともある。
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体は放っておいても成長するのに、心は一度、失敗を恐れて
やらないようになると止まってしまうように感じます。
だから、やがてつまずいて、一見すると怠けているようなときが
必ず来ると思います。
そんなときに、まわりの人がいかに
「この人は怠けているんじゃないんだ、今は、この人にとって
休息のときであり、心が成長するために必要な時間なんだ」
と思ってやさしく接してあげることが何よりも、
相手の心を救うことになると思いました。
やっぱり相手の心の状態をちゃんと見てあげることが大切ですね。

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