思いを通すことが悪いことだと思うようになった人

私たちには思いがある。その思いを我慢して、相手に合わせてばかりいると、段々、自分の思いを出すことは悪いことなんだと思って、思いを簡単に握り潰すようになる。そうなると、目に力がなくなり、生きることに希望がなくなる。頭ではこうしなくてはいけないと分かっているのに、頑張れない。決められたことはできても、考えて自分で動くことはできない。心の鬱状態になってしまう。

だからこそ、思いが通るかどうかは関係なく、自分の思いを伝えてゆくことが大切。もちろん、相手のことを考えて、自分の気持ちを我慢することは大切なことだが、それで自分の思いを通すことが悪いことなんだと思ってしまったら、自分の存在そのものが否定される。

このような人は多くの場合、自分の存在を否定されて、育った人。その親は無意識のうちに自分の思いを通す為に自由な子供の意志を否定し、自分の思い通りに振る舞ってきた。

だから、その元で育った子供は思いを通すことに強い憧れを持ちながら、親が思い通りに振る舞うことで苦しんできたので、思いを通すことが悪いこととしか思えなくなったのである。

思いを通すことは悪いことではない、ただ思いを通したときに我慢している人がいることを考えて、その人をフォローしてあげることが必要なのである。

このように自分の思いを通すことが悪いことだと思うようになった人が、思いを通せるようになるには、簡単なことではない。

でも、自分の思いを通すこと以外に自分のやる気の失った目に希望を与える方法はない。

長い道のりだがやるしかないのですね。

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