必要としてゆく

歳を取ると、自分の存在を必要とされていないことを感じて寂しくなることがある。
確かに若いときは、色々な場面で他人から必要とされるし、他人の役に立つことで、自分はここにいてもいいんだと思って頑張ることができる。
でも、そんな時こそ、自分が他人のことを必要とすることが大事だと思います。
自分も他人から必要されたいからこそ、みんなも必要とされたいと思っている。だから、みんなの心を満たしてあげたいと思って、自分から声をかけて必要としてゆく。
人は一人では生きてゆけない。だから、自分が何気なく生活している色々な場面で他人が助けてくれることがある。
そのすべてに対して、当たり前だと流すのではなく、ありがとうと声をかけてゆく。今日も自分のことを助けてくれるように、これからも助けて欲しい、自分のそばにいて欲しいと思って必要としてゆく。
必要されない人間はいらない存在ではない。必要とされる人にはいつも必要としてゆく人がいることを理解して、自分から声をかけてゆく。そうやって、必要としてゆくことで、まわりの人も自分の存在を必要としてくれるようになる。何もできなくても、自分が存在するだけで、他人を幸せにしてゆくこともできるのですね。

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