強かっても死の前では意味がないのに

人間は素直な感情を出すのが怖い。素直な感情を出したならば、それはあまりにも無防備で傷つきやすいものだからだ。よく他人の言葉によって傷ついたと言う。でも、それは本当は心が傷ついた訳ではなくて、感情が出そうになっただけ。人間は感情を出すのが怖い。感情を出して受け止めてもらえなかったら、心が傷つくからだ。でも、人間として生きるということは感情を出して生きるということ。感情を出した時から、人間としての人生が始まる。それは自分の思い通りになるか、ならないかではなく、こんな自分の気持ちを分かって欲しいという訴えとなる。私たちは感情を出すのが怖い。それでも人間として生きる為に感情を出してゆかなければならない。それができなければ人間として生きている意味がない。強がっていても死の前では意味がないのに。

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