平清盛(3)

こんにちは上田です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
今回も、大河ドラマの平清盛について書きたいと思います。
清盛が生まれた世の中は貴族が世の中を支配し、民衆はその貴族の為に苦しい生活をしていた。
清盛の父、忠盛もそんな荒廃した世の中で、王家の犬と言われ、貴族の命令なら、どんな嫌なことでも、喜んで人を切らなければならない、そんな武士という身分に絶望していた。
なぜ大人たちはあんな貴族に喜んで従っているのか?
人間として誇りを持って生きてゆくことはできないのか?
そんな疑問を抱えながら、それでもどうにもならない現実に人生なるようにしかならないのか、と諦めかけていた。
そんな忠盛のところに一人の女性が舞い込んできた。
その女性はお腹に抱えた赤子の為に命を狙われ、子供の命を助ける為に逃げていた。
そして、子供を守る為になら自分は死んでもいい、そんな母の子を守る姿に、忠盛は感動し、この女性と子供を守ろうと決心したのだった。
私が今、生きているのも、私のことを大事に思って育ててくれた人がいるからであり、
その人が自分の人生をかけて、私を育ててくれたから、今、私は大きくなることができたのです。
もし、自分が人生を諦めてしまったら、こんな私の為に命をかけて育ててくれた人の苦労は何だったのか。
自分の命は自分だけのものではなく、自分の為に命をかけてくれた人のものでもあるのです。
人生とはどんなに努力をしたとしても、その努力が報われるとは限らない。
だからと言って、幸せになろうともがくことをやめてしまったら、そこには何もない。
忠盛はこの母が子を守る姿を見て、自分もまた母がおり、このように命をかけて自分を育ててくれたことを感じたのではないかなと思いました。

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