少欲知足

仏教に少欲知足という言葉がある。これはどういう意味か?
私たちは自分の思い通りに物事が進んで欲しいと思っている。そして、あれがしたい、これがしたいと思っていることが思い通りになることが幸せだと思っている。
でも、真実から言うと物事が思い通りに進めば進むほど、思い通りになることが当たり前になって、ちょっと思い通りにならないことがあっただけでも、苦痛に感じられ、なぜ自分がこんな嫌な思いをしなければならないのかと思うようになる。
人生は思い通りにならないことの連続。その思い通りにならないことを仕方ないなあと受け止めること。それが少欲。そして、思い通りになっていたことは当たり前じゃなかったんだと知る。
思い通りにしたいと思っている人にとって思い通りになることが当たり前。だから、人生は苦しいことの連続のように感じられるが、思い通りにならないことが当たり前なんだと思えば、思い通りになることは幸せなことだと感じられる。
人生思い通りにならなくて当たり前。そう思えたら、人生はもっと楽に生きてゆけるのだなと思いました。

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