執着が苦しみを生み出す

私たちは無常が無常だと認められない為に苦しむ。
変わってしまったものに対して、変わってしまったということが認められず、元に戻って欲しいと思って期待しては、元に戻らないという現実を突きつけられては苦しむ。
この現実を受け入れられない心が執着なんだなと思います。
この執着さえなかったら、どんなに都合の悪い現実でさえも受け入れて、今自分にできることをコツコツとやってゆけるのに、執着がある為に過去にすがって、あの時は良かったと思って、思い出に生きるようになる。
思い出にすがっても、そこには幸せはない。
大事なことは現実を受け入れて、今自分にできることを少しでもやってゆくこと。
頭では分かっていても、過去に執着している人は、変わってしまった現実を認められず、今という現実に向き合うことができない。
執着は無常によって苦しみを生み出す。
仏教ではだから執着から離れないといけないと教えられるのですね。

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