善とは13

名利の大山とは、名利とは、自分のことをよく見せたいという心、そして、損得で動く心のことです。私たちは幼少期の頃に自分のことを見てもらえなかった人は、他人から見捨てられたくない一心で自分のことをよく見せたり、目先の損得勘定で動くようになります。このような人は自分の本当の感情に気付いていません。それは名利の大山によって、愛欲の広海を隠してしまっているからです。だから、このような人は自分のことを良く見せる為に動いたり、少しでも楽して良い思いができることが得のように感じるようになります。だから、このような人の願いをどんなに叶えてあげても、心が満たされ、善をしようと思うことはありません。人に気を遣う人間というのは、その根底に人から見捨てられるのではないかという不安を抱えている人。だから、このような人は人と一緒にいると無意識のうちに気を遣ってしまうので、人と一緒にいることが基本的に苦しい。だから、人と離れて楽になりたいと思ってしまうのです。このような意味から言っても子育てというのはとても大事です。子育てでまず気をつけないといけないこと。それは親と一緒にいることに安らぎを感じられるようにすることです。親に対して何を言ってもいいと思えるようになる。そして、怒ったり、喧嘩することで人間関係が崩れることがあったとしても、修復してまた仲直りをしてゆく。その上で大事なことは、謝ることです。謝るのは自分が悪いから謝る訳ではありあせん。自分が悪くなかったとしても、相手の心を傷を癒やす為に謝るのです。このようにして、子供の心を傷つけないように自分と一緒にいることによって安らぎを感じてもらえるようにする。このようにすることで、子供の心に自然と人と一緒にいたいと思えるようになってゆくのです。

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