優越感から離れなければ、幸せな心にはなれない

幸せになる為にはどうしたらいいか?

幸せになる為には幸せな心になればいい。

では、幸せな心とは何か?

幸せな心とは、自分が幸せであるように、自分のまわりの人も幸せになって欲しいと思う心。

だから、幸せな人は、いつもまわりの人の心を喜ばせようと心がけるし、そうやってまわりの人が喜んでくれたならば、それを我が事のように自分も喜ぶ。

これが幸せな人の心。

この心にはどうしたらなれるか?

それは他人は自分だという唯識の真理が分かったならば、自然とそんな幸せな心に近付いてゆく。

私たちは他人と自分は別物だと思っている。例えば、他人に何か、自分の豊さを分け与えたならば、その分だけ、自分は損をすると思っている。だから、人は、自分のことしか考えなくなってゆく。そして、自分のことしか考えなくなると、ますます他人と自分を意識して、自分が上か下かということが問題になる。そうやって、他人と争って、自分の方が勝つと嬉しくなる。この喜びとは優越感。この優越感と幸せな心とは全然違う。でも、多くの人は、幸せとは、優越感に浸ることだと思っている。優越感を味わう為に頑張り、他人に負けて苦しむ。優越感を求めている間は、他人より上に立っている間は喜べるが、下になると惨めな思いになって苦しむ。この優越感しか幸せを知らない人は、他人の苦しみは自分の喜びであり、他人の喜びは自分の苦しみとなる。この優越感から離れない限り、幸せな心にはなれないのである。

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