すべてを施す

そして、幸せの最終段階。それが廻向発願心。廻向発願心とは何か?それは自分のすべてを相手のために捧げてゆく。自分に時間があったら、それを自分の欲の為に使うのではなく、相手の幸せの為に使う。それでいて、こんなにも使ってあげたのにとは思わない。自分の時間も心も優しさも他人の為に施してゆく。たとえば、自分に余裕を作るのも、それは自分の為ではなく、相手の為。相手の為に少しでも時間を作ってゆく。相手が望んでいることを気持ち良くしてあげたいと思う。自分が生きているのは、他人が幸せになる為。そう心から思う。自分の為に生きるのではなく、他人の為に生きる。いつも心の中はどうしたら他人が幸せになれるか。どうしたら喜んでくれるか。喜んでくれたならば、それが私の幸せだと思う。自分のすべてを相手に施す。それでいて、見返りを求めない心。それが究極の幸せ。それが浄土という世界なのです。

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