これはダメだと教える前に

よく子供に言うことを聞かせたくて、こんなことをしたらダメでしょという人がいます。しかし、このダメでしょという言葉は、相手が自分はダメな人間ではないのだと思っている間だけは、ダメな人間と言われたくなくて言うことを聞きますが、あまり頻繁に使うと、言われた子供は段々と自分はどうせダメな人間なんだと思うようになって言うことを聞かなくなります。
私たちは悪いことだとちゃんと教えないといけないと思っていますが、悪いことだと教えているつもりが、相手にとっては、自分は悪い人間なんだと思わせていることに気をつけなければなりません。
子供には善悪を教えることよりも、あなたは悪い人間ではないんだよという自己肯定感を与えることが大事。
この自己肯定感の上にこれは悪いから止めようという道徳がある。
この自己肯定感なしに道徳を教えると自分はどうせ悪い人間なんだと思うようになって、ただ責められたくないから、言われたことに従うようになってしまう。
だからこそ、自己肯定感を育むことが何よりも大切なことなのですね。

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