いつも会っている人こそ心を込めて接してゆきたい

私たちは世界を見ているようで見ていない。いつも会う人をいつも会うからと言って、何となく接している。
そうやって、一緒にいながら、人間関係が深まることなく、時間が過ぎてゆき、何か環境が変わるだけで、会わなくなって、それからずっと会わなくなる。
ふと考えてみると、新しいコップを買った為に、今まで使っていたコップを使わなくなってしまった時に、自分の中では、このコップは使わないけど、自分のものだと思って、持ち続けているコップのように、いつも会っていながら、心がかからなくなった人は、それは自分にとって存在していないのと同じであることに気づいていない。
だからこそ、いつも会っている人だからこそ、心を込めて接してゆかなければならないと思います。
どんなに大事にしても、大事にし過ぎることはない。この人との時間をかけがえのないものだと思って過ごしてゆく。
今は当たり前のように接しているけど、それがいつまでも続く訳ではない。やがて別れが来る。
別れが来るからこそ、この瞬間、瞬間はかけがえのない時間。心を込めて接してゆきたい。
そうしないと、人生長く生きたのに、何も残らず、何の為に生きてきたんだろうとなってしまうから。

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