私たちは都合によって世界をねじ曲げて見ている

不正知とは、物事をありのままに見ることが出来ない為に間違って認識することを言います。例えば、何か不安を抱えていると、相手が責めてないのに、責めているように感じたり、ちょっとしたことでも馬鹿にされているように感じて、腹を立てたりします。
多くの場合、それは自分の心でこんなことが起きるのではないかと思っていることが見えているだけなのですが、現実の相手がやっていると思ってしまい、怒りをぶつけたり、相手を恨んだりしてしまうのです。
また、反対に、自分の中に相手はこんな人間なんだという思い込みがあると、相手が何をしても、この人はこういう人なんだと決め付けてしまい、正しく相手を見ることはできません。
人間とは思い込みや先入観で物事を見てしまうものです。だから、真実をありのままに見ることはできないし、曇った眼で世界を見ている為に、苦しみや不安を自分から生み出し、自分の心の世界の中で苦しまなければならないのです。
不安や苦しみが強い人ほど、自分の思い込みで世界を見て、現実の世界を見てはいません。そのことに気付いたならば、現実の世界を自分の思い通りに変えようとするのではなく、自分の心を見つめ、自分の心を苦しみや不安に染める原因を自分の心に求めてゆくようになります。
これが不正知です。

コメント

  1. teshi より:

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    自分の心を見つめる、というのは、誰かほかの人に預けることができないものなんですね。夏休みの宿題は誰かの写せばいいけど、こればっかりは……。

  2. soyokaze より:

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    自分の心を見つめてゆくことは、人生に与えられた宿題です。

  3. teshi より:

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    宿題、がんばります!

  4. soyokaze より:

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    頑張って下さい。

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