煩悩とは何か?
親鸞聖人は外に賢善精進の相を現じることによって煩悩が生み出されると教えられる。
外に賢善精進の相を現じるとはどういうことか。それは他人から見た自分こそ本当の自分なんだと思って、外から見た自分を少しでも良く見せようと努力することを言います。そうやって外にとらわれるようになると、他人が見ている時だけいい顔すればそれでいいんだと思ってしまう。ここに競争が生まれ、表面を取り繕っていい顔すればいいんだという気持ちが生まれ、表面を取り繕っていい顔すれば、評価してもらえるから、それであとは駄目でも楽ができるという思想が生み出される。
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