楽になりたいと思うから不平不満が起きる

私たちが不平不満、愚痴が出て苦しむのは、楽がしたいと思うからだと思います。
楽がしたいというのは、時間があったら欲に流れたいという心。欲に流れたいと思っているから、何か自分がやらなければならないことがあると、自分ばっかりどうして動かないといけないんだと不満になる。
不満な心の状態では何をやっても幸せではない。自分の心の中では、他の人ももっと動いてくれたらいいのにと思っている。じゃあ、動いてくれたら感謝するのかと言えば、当たり前になって、それは他の人の仕事だからと思って、他の人が動いてくれてできた時間を当たり前のように欲に流れてゆく。
そして、欲に流れるから、何かしなければならないと思うと、また、どうして自分がやらなければならないんだと不満が起きる。
人間とは欲の塊。時間があったら欲に流れている。でも、どんなに欲に流れても満足はない。どんなに時間があっても、欲に流れるとあっという間に時が過ぎてしまう。たからこそ、幸せに生きる為には、欲から離れなければならない。そして、自分がやることは、自分がそれをやろうとしてやってゆく。自分がやると決めたことは、どんなに大変でも不満は起きない。反対に楽になりたいと思ったら、どんなにわずかなことでも不満が起きる。
楽になって、欲に流れたいと思う心。これが苦しみを生み出す。
気をつけてゆかなければ。

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