極楽には鳥がいる

極楽には鳥がいる。それは鳥というのは気が軽い動物で糞を溜めない。少し糞が溜まったら、飛んでいる最中でも糞をする。それと同じように浄土に往生したいのならば、苦しみを溜めず、少し不安になったら善知識に受け取ってもらうことが大切。善知識も同じ。善知識の仕事は人々に会って、その人から穢れを頂くこと。穢れを頂いたならば、善知識の心も不安になる。だから、その不安を阿弥陀仏に抜いて頂こうと思って念仏する。それと同じように聞いている人も早く念仏できるような身になりたいと思ったならば、少しでも不安になったら善知識に抜いてもらったらいい。そうすることによって、心の風通しが良くなる。不安は起きた時に抜いてもらったら、心に溜まることなく、すぐに心が軽くなる。でも、今は迷惑じゃないかと思って、心に溜めておくと、やがて心にこびりついてなかなか抜けなくなる。極楽の鳥のように自分の中に留めることなく、その都度その都度抜いてもらうことが大切な心がけじゃないかと思いました。

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