愚痴とは何か。愚痴が溜まると苦しくなる。それは誰かに吐き出して楽になりたいと思っているのに吐き出すことができず、我慢しているから。この愚痴は誰かに聞いてもらうと楽になる。じゃあ、愚痴って何だろう?愚痴ってどんな時に溜まるか。愚痴は頑張っているのに、自分の努力を誰も分かってくれない時に溜まる。まるで自分のやったことを分かって欲しいという何かを外に発しているのに、誰も受け止めて返してくれないから、自分の元へと返ってきたようなもの。私たちは常に心のキャッチボールをしているようなものではないかと思います。自分一人では自分は何者か分からないので、自分の中にある何かがまわりの人へと飛び出し、自分の存在を認識してもらおうとしているようなもの。それが誰も受け止めてもらえずにただ外に向かって吐き出しているだけなので、吐き出したものが寂しさを抱えて自分へと戻ってくる。これが愚痴。だから、この愚痴は誰かに受け止めてもらわないと楽にはならない。人間は頑張ったら頑張った分だけ、自分の頑張りを認めてもらいたいと思うもの。それは自分の存在を見てもらうだけでも楽になれる。大事なものは相手の目がどこを向いているか。相手がそばにいても相手の目がよそを向いていたら、その人は不安になる。そこに存在しているのに、まるで自分は存在していないのではないかと思って不安になる。だから、感情は自分の存在を見てもらいと思って訴えかける。そうやって、相手が自分を見てくれると安心する。それは成長するに従って自分の気持ちを話すだけで楽になる。それは話すことで自分の心の中に溜まったものを吐き出したからだと思う。それに対して、愚痴を聞いた人は聞いた分だけ苦しくなる。それは愚痴を聞くことで相手の苦しみを受け取ったから。
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