人は必ず死ぬ。
生まれてきたものはいつか必ず死ぬ。
しかも仏教から言ったならば、それが今から百年先だとしたとしても、過ぎ去ってしまえば、あっという間。
あの秀吉の辞世の句でも、夢のまた夢と言ったように、これから十年、二十年というと長いように感じますが、いざ過去って、振り返るとあっという間。
そんな長い時間を過ぎたのかなと思ってしまう。
私たちは真実から言うとあっという間の人生を生きているのに、それが長いものだと思って錯覚している。
それが短い人生が本当に短いのだなと知らせる力が阿弥陀仏のお力。
そして、自分は必ず死ぬのだと知らせる力が阿弥陀仏のお力。
必ず死ぬと分かるからこそ、この世のものに執着しても意味がないと知らされる。
これが阿弥陀仏に救われた世界なのです。
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