布施は心の掃除

他人の為に仕事をすると愚痴が出てくる。なんで自分が他人の為に頑張らなくてはならないのだろうと思う。特にその相手が自分のやるべきこともせずに自分の仕事を押し付けてくると、腹が立つ。
でも、仏教では、他人の為に仕事をすることは布施だから、やりなさいと教えられる。
布施とは、他人の為に仕事をすること。でも、私たちは他人の為に仕事をすると愚痴が出てくる。
よく世の中ではそんなに愚痴が出るならば、他人の為にやらなければいいと言われるが、仏教では愚痴が出るからこそ、ぜひやった方がいいと勧められる。
では、なぜ愚痴が出るのにやった方がいいのか?
それは布施とは、心の掃除。心を掃除をすれば、ゴミがでる。このゴミが愚痴。だから、心が汚れている人ほど、愚痴がでる。
この愚痴は誰かに吐いて聞いてもらったらいい。愚痴を聞いてもらうと心のゴミがなくなって、スッキリする。心が軽くなって、あんなに嫌だった、他人のために仕事することが何とも思わなくなる。
他人のために気持ち良く動くことができるようになる。
ところが、布施をしない人は愚痴も出ないが、心の掃除もしていない。そういう人はどんどんと心が汚れてくる。そうなると、他人のために動くことはもちろんしないだけでなく、自分のやっていた仕事まで他人に押し付けるようになる。
そして、自分の欲の為以外動かなくなる。
こうなったら、誰もこの人のために動いてあげようとは思わなくなる。だから、孤独になる。こうならない為にも、心の掃除はこまめにしなければならない。そして、吹き上がった愚痴は誰かに聞いてもらう。
そうすることで心は健全に保たれるのですね。

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