南無不可思議光仏

南無不可思議光仏 饒王仏のみもとにて  十方浄土のなかよりぞ  本願選択摂取する
阿弥陀仏がまだ法蔵菩薩と言われる菩薩であった時に、先生である饒王仏、世自在王仏のみもとで教えを聞き、尊い志を起こした。そこで法蔵菩薩は私はこの大宇宙のすべての不安で苦しむ人たちを救ってあげたいと願いを起こした。この時、世自在王仏はすべての仏方の浄土の善悪とその中にいる人たちの善悪を説かれた。そして、法蔵菩薩はそのすべての仏方の浄土とその中の人たちの善い所だけを選び取られ、私はどんな極悪人でも浄土に往生することができ、その極悪人によって浄土が穢れることのない、それよりもその極悪人の心の穢れさえも浄らかな心にしてみせるという最高無上の浄土を作りたいと願いを起こし、浄土を作られた。だから、この法蔵菩薩のことを不可思議光仏と言われ、心から南無不可思議光仏と言わずにはおれないのです。


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